…
メイメル
「うちらみたいに仮装してる方もいますねぇ。」
今日は収穫祭らしく
皆さん色々な仮装をして悪魔とか使い魔になりきって、あっちの世界へ連れていかれないようにするお祭りです。
まぁ、悪魔とか空想の生き物なので
誰も信じちゃいません。
もちろん、うちもそうなのですが…
何かおとぎの世界みたいで嫌いではないです。
むしろわくわくします。
センカ
「今日はやたらと人ゴミですね…
センカ
「今日はやたらと人ゴミですね…
…帰るか。」
メイメル
「今来たばかりやないですか。
ダメですよ。今日はお菓子を配るんですから。」
センカ
「また迷いますよ。
これだけ多いと助けてやらんぞ。」
メイメル
「・・・・・(そんなに人多いですかねぇ。)」
メイメル
「・・・・・(どうしましょう。)」
メイメル
「やっぱダメですよ。いたずらに来た子供たちに
お菓子を配るのが今日のうちらの
ミッションなんですから。」
センカ
「田舎娘が勝手に引き受けたボランティアで
私の仕事ではないのですが…」
北の広場には教会とか墓地があったりします。
そこには孤児の子たちもいまして、大人は子供にいたずらされないようにお菓子を配るのです。
まぁ、寄付に近いんですけどね。
うちも、もともと孤児ではあるので
他人事ではないなと思いまして、このボランティアに参加する事にしたわけです。
てんちょーも最初は、面倒だとか言ってましたが
結局参加して下さってるので…
てんちょーも最初は、面倒だとか言ってましたが
結局参加して下さってるので…いや、これはもう控えめにいってやっぱり頼りになるし惚れ直しますね!
メイメル
「・・・・・・
メイメル
「・・・・・・ありゃ?」